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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 #4「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する。」


ちょっと私用が忙しくて更新が遅くなってしまいました。
肝心のハヤハチ回なので早く感想書きたかったんですよこの回!
今回はなんといっても葉山・八幡のダブルデート?がメインですね!

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かつて好きだった女子と一緒に並んで映画を見る、なんてことになって初めて八幡は折本かおりとの本来の距離感に気付く。
気さくに接してくれていたのは好意などではなく、単に彼女がそういう人間だったから。

誰に対してもそうで、すなわちそれは特別ではない。
っていうのは、後のいろはすについて葉山が述懐するシーンの対比ですかね?

いっぱい傷付いて心が折れて遠回りして、やっと気付くことができたという話。

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殺伐とした4話の貴重なコメディシーンですね。
海老名さんとあーしさんが仲良く買い物できる関係を維持している、というのと同時に、
この輪の中にガハマさんが居ないというシーンでもあり。

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ここも貴重な癒やしシーン。戸部っち葉山のこと好きすぎる…。
いろはす登場したカットから眼が笑ってないです。

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葉山は、いろはすの八幡への飾らない態度を羨ましがります。
きっと葉山に近寄ってくる女性は誰も彼も、葉山に好かれようと猫をかぶってきたはず。
いろはすにとって八幡がどうでもいい対象っていうのはまさにそのとおりですが、その雑な扱いこそ葉山は羨ましいのです。多分。

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今週のハイライトである修羅場ですね!ですね!

葉山の目的は、八幡の対外的な評価を高めることで、自分を慰めること。
それなり以上のスペックを持っていることを自覚している葉山は、自分にはないものをいっぱい持っている八幡に対してコンプレックスを感じています。
自分にはできない選択をすぱっと決めて行動してしまう八幡に対してコンプレックスを感じています。
八幡に対して自分が劣っていると感じてしまう。

そんな八幡は自虐的に、己を犠牲にして周りからの評価をめちゃくちゃにしながら、目的のために最短のルートを一直線で突き進んでいく。

なんというか、優等生が不良に惹かれてしまう構図なんでしょうかこれ。

にしてもやり方が不器用だし下品すぎた。
折本たちを相手に選んだのは、葉山隼人という自分を飾らなくても済む相手だからでしょうかね。

ここは本当に難しいシーンで、原作でも八幡の一人称視点で物語が語られるため、葉山が何をどう考えてこの回答に至ったのか正解は語られていません。
上記したのも後のエピソードなどから情報を拾って再構成したものですが、私も自信ないです。

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葉山が八幡を救いたいと思っていたのは事実で、
一方で八幡はそんなこと望んでいない。
ぼっちの挟持でしょうが、劇中言ったとおり八幡はこれまでの選択も結果もその苦みも、
全て自分のものとして受け入れていて、抱え込んでいます。

ぼっちは自分の問題は、全て自分で解決するしかない。

八幡にとって葉山の言葉は、その挟持を勝手に押しのけて自分の善意を押し付けようとする行為。
恵まれた人間が可哀想な人間に対して行う施し。

八幡はこの生き方にぼっちなりの誇りを持っていて、それはきっと雪ノ下も同じで、
そして今は無くしてしまったもの。
広がった波紋の収束はもう少し先にあります。

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今回意外だったのは、この折本の表情。
葉山の言う「彼は魅力的な子たちと付き合っていて、君らが思っているような奴じゃない」という言を受け入れたのでしょうか。
折本にとってほぼ眼中になかった八幡を、初めて認識したということでしょうか。

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登場シーンが黒幕すぎる…黒幕なんだけどさ。
「比企谷くんはなーんでもわかっちゃうんだねえー」がマジ怖い。
いろはすの怖さなんてものじゃないくらい怖い。

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今週もう一つのハイライト。
サブタイトルのとおり、ガハマさんの宣言です。
これまで奉仕部の方針は大抵八幡か雪ノ下が決めてきたし、ガハマさんの役割は潤滑油だった。
けどここにきて、勝手に意見をぶつけあって勝手に喧嘩している二人を見て、ついに自分から行動することを決断します。
全ては奉仕部を奉仕部のままにしておくために。

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そして「部が好き」にかけて、八幡に対して「好き」って言っちゃうこのいじらしさ!
他のヒロインたちにはこういうのが足りないよ!頑張れ川なんとかさん!

すごい滑らかに動くガハマさんとか、差し込む夕陽の演出とか、前述した葉山のシーンと合わせてすごい気を使って丁寧に描かれていましたね。
おかげで重いシーンばっかりだったんだけど、見てて苦しくないんですよね。

ガハマさんの決断に促されて、八幡も前に進む決意をして今週はおしまい。
まずは喧嘩した小町との仲直りをしないとですね。

いやあ原作で読んだ時からすごいテンションの上がった葉山のシーンですが、
尺をしっかり取ってくれたおかげで間もばっちりでとても見応えのある修羅場っぷりでした。
ありがとうアニメ版…。

今週のさいちゃんは…無しです…。くそっなんでこんなことに。
でも次回は出番ありますので良し。

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