やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 BD1巻
結構各所で売り切れてるらしい、はまちBDの1巻です。
右がBD1巻、左は特典小説、後ろにあるのは2つを収めるケースです。
BD開けるとこんな感じ。
サントラ同梱のため、ディスクは2枚組。
ディスクレーベルはパッケージイラストで、左面には収録エピソードの紹介。
概ね一般的な装丁です。
ということで注目したいのは特典小説6.25巻。
なかがき含め全151ページという結構なボリュームです。
6.25ということで、文化祭の後のお話が見れます。感想は後ほど。
#1「こうして彼らのまちがった青春が始まる。」
アニメ版第一話です。
私はこのアニメを二話から見始めたので、一話は初見でした。
何この新鮮なきもち。まぁ原作は読み込んであるけど。
テレビ版を見てから一話を見ると新鮮なのは、やはりヒッキーと雪ノ下の立場関係の違い。
とにかくヒッキーが目を合わせない!
この頃のヒッキーは中学時代のたび重なる失敗から
・積極的に他人と関わるのはやめよう
・ましてかわいい女子相手なんて冗談じゃない、勘違いしちゃうだろ
と思っています。
そりゃあ目合わせられないわ。
雪ノ下は雪ノ下で、原作やアニメの最新話と見比べると、かなり排他的で、他人に自分へと踏み込ませまいとする拒絶の壁があります。
「あなたのそういう、弱さを肯定してしまうところ。嫌いだわ」
とは12話との対比ですね。
長らく付き合って互いのことをきちんと知ることで
「弱さを肯定してしまうところ、嫌いではないけど」
となるわけです。
12話分付き合うことで、雪ノ下がヒッキーの見えにくいけど良いところに気付いた、というね。
ヒッキーを轢いたのが雪ノ下家のリムジンであることを隠していたことと重ねて、
「あなたのことなんて、知らなかったもの」
というセリフにすべてが集約されているというね。
「でも今はあなたを知っている」というね!
12話の感想だなコレ。
奉仕部最初の依頼は由比ヶ浜のクッキー制作指南。
私はエプロン姿のヒッキーも見たかった…。
思えばこの時点から、由比ヶ浜の雪ノ下特効は始まっていた…。
珍しく2コマ目みたいな表情しちゃう雪ノ下。
これはこれで、ヒッキー相手にはしないであろう表情です。
こうして由比ヶ浜というカンフル剤が入ることで、奉仕部という形の第一段階が出来上がったって感じです。
・ヒッキーの偽悪的だけど根っこは優しいところ
・雪ノ下の我が強いけど真摯な人間には優しいところ
を前面に出した1話らしいエピソードでした。
オーディオコメンタリー4h>
ヒッキー役の江口拓也さんと、雪ノ下役の早見沙織さんの二人でコメンタリーです。
昨今よくある「アニメを背景にして関係ないプライベートトークするようなコメンタリー」ではなく、きちんと作品に関連のある話で会話を組み立てる良いコメンタリーでした。
OPの好きなところ語りとか、メインキャストはドラマCDから一緒なので現場が和やかで、とか、ここのセリフこだわってましたよね!とか
雪ノ下が何故猫が好きなのか考察とか、誰にも見られてないところだけど由比ヶ浜のクッキーきちんと食べてるところが優しいよね!とか
ヒッキーは口悪いけど、その悪さをしっかりと自覚した上で、相手が傷ついても言わなきゃいけないところでは黙らずにきちんと言って、それでヒッキー自身が傷ついちゃってね
とかキャスト陣がキャラクターを読み込んでる感じが聞いててとても好感です。
作品好きな人ほど楽しめるコメンタリーになってました。
久々に良いコメンタリー聞いた!
映像特典
ノンテロップのOPとED。
どっかPCの壁紙にでもしようかな。
EDのイラスト途中から変わりましたけど、このヒッキーめちゃくちゃかっこいいよね…。
PVでは1話に登場するキャラクターの紹介カットなんかも。
平塚先生の紹介文がひどい
結婚できないことを気にしてるアラサーもいるんですよ!
あとは各種CMなんか。
新番組告知でヒッキーがひたすら罵倒されててちょっと吹いた。
PVでも罵倒されてた。
イベント映像
江口さんが超かわいい
女子二人よりも江口さんの方がかわいいんじゃないですかねこれ
こんな子が福山潤の女声にDTを弄ばれていたというのか…。
サウンドトラック
実を言うと、はまちはあんま印象的なBGMが無い…気がしていた。
バトルアニメ的な、定番で流れる盛り上がる曲が出てくるような作品じゃないしね。
きちんと劇伴として背景を飾っていたという言い方もできますが。
そんな中も
・奉仕部活動日誌01
・青春ラブコメの神様
・きっと彼女は。
・とつかわいい♪
あたりは耳馴染みがあって良い感じでした。
サントラ聴きこんでからアニメ見直すとまた違った感想が出そうです。
特典小説 6.25巻
今回の特典の本命でした。
原作者描きおろしの新規エピソードということでね、
そりゃ期待するよ。
そして期待どおり、いつもの奉仕部が見られる話でした!
文化祭を経て以降、ヒッキーの立場は微妙なわけです。
クラスに居場所がないのです。
あ、それは元々無いのか。
それに引き換え奉仕部ではね!
ちょっと気持ちに自覚的になった雪ノ下も、
自分から攻めていくことを決めた由比ヶ浜も、
ヒッキーと色々とイチャイチャしようとするんですよ!
嫉妬もするんですよ!
ヒッキーが平塚先生とちょいちょいメールしてると知って!
まぁその辺は買って読んで欲しい。
「ごめんなさいね、引き出物くん」
「ゆきのん、その間違い方は無理があるよ!?」
「そうだ、俺はそんなにハッピーな存在じゃない」
っていうやりとりが好きです。
仲良すぎでしょこの3人!
後半からはめぐり先輩(生徒会長の人)も交えて
体育祭をどう盛り上げればいいか、という話になってきます。
アニメ13話のエピソードの裏側を書く、ということらしいです。
あの相模も出てきます。
なんかまたボロクソになりそうな予感で今から続きが楽しみです。
そう、以下続刊なんですよこれ。
相模が一個地雷踏み抜いたところで終わるので
もう続きが気になって仕方ないです。
ということで、はまちBD1巻でした。
1巻だけあって諸々特典がてんこ盛りで、軽く取り上げるだけでも結構大変だねこりゃ。
もちろんファンとしてはてんこ盛りな方が嬉しいわけですが。
2巻は材木座やさいちゃんも出ますので何としても買います。
特にさいちゃんのために!
あのきらきら輝く天使をBD画質で見るために!