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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 #7「されど、その部屋は終わらぬ日常を演じ続ける。」


ちょっと遅くなってしまいましたが、続俺ガイル7話の感想です。
重くて苦しいパートは恐らくこのエピソードが最後ですね。
ここから先は概ね気持よくジェットコースターが降りて行くようにすぱーっと駆け抜けられるはず。

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先週にも増して、部活に行くとき八幡の顔を伺うガハマさん。
もうどんだけ辛いんだよあの部にいるの…。

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ここちょうカップルみたいだった

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いろはすの手伝いをしていたことはもろバレの八幡。
まぁあの状況で八幡が依頼を放り出す方がガハマさん達には違和感でしょう。

話はそのまま、変わってしまった雪ノ下に。
八幡は「今の雪ノ下に生徒会に関わらせるのは良くない」と自分一人で仕事を請け負いましたが、ガハマさんは「そういうのを乗り越えてこそのゆきのん」と違った視点で彼女を見ていますね。
八幡のは責任感もあっての視点ですが、ガハマさんのは素直に「友達」としての視点。
八幡は友達じゃないもんね…お断りされてるから…。

あと八幡にとって、雪ノ下は孤高のすごい奴、という認識があるのも大きい。
だからこそ、折れてしまった今がどれほど深い傷を負った状態なのか、察してしまうんでしょうね。

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早く帰ると言い出す八幡。
事前に話聞いてたのに緊張して居住まいを正すガハマさんかわいい。
雪ノ下は取り繕った笑顔。

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いろはすを迎えに行く八幡。お兄ちゃんだこれ。
件のあれ以来久しぶりに顔をあわせる八幡と葉山。

「俺は君が思っているほど、いい奴じゃない」
八幡ももうわかり始めていますが、葉山は場を取り繕おうとして、それができるだけで、特別な選ばれた人間とか、そういうわけではない。

偏見が抜けて、視野が広がって、葉山を見る目も変わるというのは八幡の成長の証の一つとして見ていいと思う。
その度傷付いてるのであんまプラスアップした感じがしないんだけど。

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あざとい。
本当にこの先輩あざとい。

いろはすはどこか意気消沈気味。
あの会議のマズさと、自分が率いるはずの生徒会のマズさを痛感させられるあの会議は苦痛なはずです。

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集まった小学生たち。
しかし玉縄は挨拶だけしてあとは放置。こいつ本当起承転結の起しかできねえな…。
しかし八幡はその小学生の中に、かつて千葉村の合宿で関わった鶴見留美の姿を見つける。

鶴見留美は八幡たちがお手伝いをした小学生の林間学校において、グループからハブられていた少女。
八幡のゲスい作戦によって、彼女をハブっていたグループごと人間関係をぶち壊すことで、仲直りもできない代わりにいじめも無くなった。
そこから先どうなったか、自分の行いが最終的に何をもたらしたのかは、八幡は知らない。

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いい加減話を進めよう、という当たり前の提案も、玉縄はのらりくらりとかわす。
会議の主人公になって話を回すという遊びが大好きなんだろうなこいつは。

八幡はこのとき原作で、玉縄の大勢の意見をまとめて一つのものを作るやり方は、自分のこれまでやってきた方法とは全く違うもので、つまり自分との相性が最悪なのだと語っています。
この状況、玉縄を間違っていると断じて良いくらいの場面だと思うのですが、八幡も雪ノ下との件があってか自信を喪失気味?

しかしその後の会議も、さも自分たちはスケールの大きい人間たちだと言わんばかりにスケールだけを無闇に大きくしていく。
今回は総武高校の面々がいるからいいけど、こいつらだけで母校の運営本当にできるんだろうか…。
結局八幡の忠告も虚しく、話は何もまとまらない。

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天 使 降 臨

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これは病気ですね…。

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さいちゃんは最近八幡が元気ないのを見抜き、飯に誘ったのでした。
この子も大概八幡のことよく見てるよね…。
というか、八幡を見てたから憧れるようになって今があるのですが。

アニメだとカットされてしまいましたが、
「八幡はそういうこと、人に言わないもんね」のあとに
「材木座君なら(事情を)知ってるのかな…」と続きます。
これね!八幡に頼られたいさいちゃんの願望がガッツリ出てる名セリフなんですけどね!
ちくしょうカットしないで欲しかったよ!

八幡は材木座のことをなんとも思ってないから遠慮無く頼るし、生徒会選挙のときもそうでした。
さいちゃんにとってそれは、八幡が自分ではなく材木座を頼ったように見えるわけですね!
さいちゃんはそういう男の友情的なものに憧れているわけですよ!

八幡はさいちゃんに変な心配をさせたくないとか、巻き込みたくないとか、
良い言い方をすればお姫様扱いしてるんですね。
でもそれはさいちゃんの望む関係性ではない。
自分のことをもっと頼って欲しいし、迷惑かけて欲しいし、一緒に何かをしたいのです。

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会議に押しつぶされて、さいちゃんと話をして、八幡は自分の今の姿が正しかったのかを顧みさせられる。
何かまちがってはいないか。何をまちがえたのか。

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折本との関係を突かれる八幡。
以前は昔告られた話をさらっとしてしまった折本ですが、今回は言葉を濁して、八幡もその変化に気付く。
折本の心境に変化があったとしたなら、それは間違いなく葉山の影響なんでしょう。

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いつの間にか八幡が司令塔になっている現場。
「自分が推した責任を取っていろはすのサポートをする」という役割から外れている。
問題があるのは海浜総合高校もだが、総武高校の生徒会も問題だらけ。

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「他にやることないわけ?」
「無いんだなこれが」
八幡がいるのを見つけておめかししてきたルミルミ超かわいい…。
これちょっと高校生のイベントお手伝いするってんで着てくる服じゃないよね。

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「先輩ってもしかして年下好きですか?」
「嫌いじゃねえな」
八幡はいろはすも年下だってことに気付いてないんですかね…。

自分が年上好きだってことをアピールしながらも、毎度恒例いろはすの告白お断り芸。だいぶ板についてきました。

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小町に頼まれたチキンを予約した帰り、雪ノ下と遭遇。小町を言い訳にして奉仕部を早退していたこともばれてしまう。
ズルして学校休んだのを先生にバレた生徒みたいですねこれ。

しかしこの、真っ青な寒色系の背景がまるでこの二人の関係性を象徴しているかのようですね。
原作で紅茶の温度にも例えられてたけど、冷えきってます。

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「わかっているつもりでいただけだもの」
「部活、しばらく休んだら」
「ずっと気を使っているわ…あのときからずっと…」
「もう無理する必要なんてない」
「それで壊れてしまうのなら、それまでのものでしかない」

まるで、雪ノ下からの最後通牒のように、自分と八幡の、奉仕部の関係は「欺瞞」に陥ったと宣言する雪ノ下。
うわべだけの関係性になってしまったと。

しかし八幡はあの戸部の告白のくだりを経験して、関係性を守ろうとするために嘘をつくことに一定の価値を見出してしまって、気持ちを理解してしまっている。
雪ノ下だけがその視点を持たないままです。

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「もう、無理して来なくていいわ」

 

ということで第7話でした。どこが青春ラブコメだ…。

自分たちでは出来ていると思って出来ていないクソ会議や、相変わらずひとりぼっちのルミルミを鏡に
八幡がこれまで自分のしてきたことが正しかったのか、まちがっていたのは何だったのかを顧みつつの第7話でした。

ここまでの流れを契機に、八幡はこれまでしてきたことの清算をせねばならなくなります。
しかしひとりぼっちで戦ってきた八幡一人の力では正解のゴールまでは辿りつけない。
そんな迷える若人を導くのは、そう、あの人しかいません。

あねのんじゃないよ。

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