オブリビオン日記
レッツゴーシロディール
というわけで今日はオブリビオン(通称オブリ)の話をするよ。
オブリビオンとはアメリカのゲーム会社制作の一人用RPGです。
いわゆる洋ゲー。
プレイヤーは主人公となるキャラクターを作成し、シロディールと呼ばれる実寸41平方キロメートルもある広大なフィールドを冒険します。
本作の正式なタイトルは「The Elder ScrollsⅣ:Oblivion」とあり、The Elder Scrollsシリーズの4作目に該当します。が、前作知らなくても全く問題ないです。
私も知らないです。
PS3やXbox版も出ていますが、今回はPC版のお話。
ハードが違えばプレイ環境ももちろん違ってくるのですが、PC版はそれ以上に大きなプラス要素があるのです。
まぁその辺は後述。
ちなみにPC版は日本では通常販売していませんので、Steam(PCゲームのDL販売しているやつ)か、店舗がパッケージ版を自力で仕入れているところでしか手に入りません。
大手の量販店とか、そういうところじゃ一切取り扱っていないんですね。多分。買った当時はそうだった。
私は秋葉原のPC・ゲームショップで買いました。
このゲームの特徴は大雑把に挙げて
・フィールドマップがめちゃくちゃ広い
・一応やるべきことは設定されているけど、基本何しても自由
・本当に自由
・押し込み強盗しても人を殺してもそれで衛兵に追われても捕まって投獄されても自由
・MOD(Modification。ゲームの拡張パッチみたいなもの)
の5点。3点だこれ。
まずマップの広さなのですが、前述のとおり41平方キロメートル。
東京都江東区くらいの広さになるそうです。
その中に都市やダンジョン、小さな村や小屋など合わせて400以上の施設があり、そこでそれぞれ人が己の生活習慣にそって暮らしているという、箱庭ゲームの一つの到達点みたいな世界観の作りこみ具合。
街には人々が自由に行き交っていて、世間話をしたりもしています。
用事がある人はどこかに向かって走っていたり、逆にこちらに話しかけてきたりもします。
街は広大で、店一軒が本当に建物一軒分の広さになっています。
看板以外に、傍から見てなんの店かわからないのはちょっと不便かも。
視界に広がる情報量が多すぎて、プレイ感は日本のRPGの感覚からはちょっと離れていますね。
その世界のリアリティを優先するのはこのゲームの魅力でもあるのですが。
一方で「知らない人の家には入れない」、「そこらのものを勝手に取ったら泥棒扱いで捕まる」、「町の人を殴ると捕まる」、「高いところから飛び降りたら死ぬ」など、ゲームの文法より現実の文法を優先するところもあるので、それを知らずに遊んでいるとあっという間に前科1犯で死にます。
別の村に来てみました。
FF4~FF5あたりっぽい雰囲気がとても好みです。
木製の橋の先に、何か大仰な建物が見えます。
ファンタジー世界なので亜人もいます。
この人はフレンドリーに話しかけてくれましたが、人種差別のある地域も…。
再び別の町。あいにくの悪天候です。
風景だけ見ると亡霊か何かに呪われた街に見えますがただの雷雨です。
また別の街。快晴すぎる。
ここもSFC時代のFF系なテイスト。って要は中世ヨーロッパ風ってことなんですけど。
北に向かえば雪の降る街も。
肩出しルックはちょっと寒そう…ステータスに体温はありませんが。
外には色々な建造物があり、今回は遺跡を発見しました。
奥の扉の中には洞窟が広がっているのですが怖いので入りませんでした。
外を歩いていると盗賊に出くわすこともあります。
というか割としょっちゅう出てくる。
ガチで殺しにかかってくるので、抵抗しないとこちらも死にます。
ちなみに死亡したらその場でゲームオーバー。
教会で蘇ったりはしません。
倒した盗賊は火にくべてしまおう。
死体をどうこうしても特に何もないんですけどね…。腹立つしね…。HP半分以上もっていかれたし…。
という感じで、とにかく世界が広大。
結構写真上げましたが、この世界の1/100もお見せできていないでしょう。
では続いて、せっかくなので犯罪者になってみましょう。
今回は帝都を守っている衛兵の方に斬りかかってみます。
決まりなのか、一度こちらを静止して説得してきます。
ここで選択肢が出てきて、「捕まる」「罰金を払う」「抵抗する」が選べます。
罰金なら役所に行って金を払い、捕まるなら私物を没収されて刑務所へ。
抵抗すると、その場で斬り合いになります。
相手に手傷を負わせることはできましたが、この人すげー強い上に、その後ろからは増援が二人も。
まぁここ帝都なので衛兵は掃いて捨てるほどいるんですが。
ちなみに人気のない街道で殺しをすると、衛兵に見つかるまでは自由に行動できます。
そうして野暮らしをしながら人を襲って生活するプレイもできます。
こちら刑務所の中。
囚人服を着せられて、クッサい部屋で刑期が終わるまでごろごろ暮らすことになります。
刑期が終わるまではゲームの仕様上一瞬で終わりますが、その期間に応じてステータスが下がります。
加えて、犯罪者になると名声値が下がります。
どうなるかは罪を犯してからのお楽しみ。
まだまだ紹介したりないところがいっぱいなのですが、そもそもこのゲームを個人で完全に紹介しきることなど不可能な密度です。
ゲームとしては、紹介したとおり自由度の高さが何よりも売りです。
グランド・セフト・オートなどのジャンルが近いんでしょうか。
自分でプレイに方向性を定められないと、逆に退屈に感じてしまうかもしれません。
とまあ普通の「ゲームとしての紹介」はこれくらいにして。
ここからはMODの話を。
こいつがPC版でしか使えないんです。
MODとは個人制作のゲーム拡張パッチで、制作ツールも公式から配信されています。
これにより、武器や防具を追加したり、キャラクターの種族を追加したり、容姿を淡麗にしたり、建物を追加したり、大陸を追加したりができるのです。
ゲームの発売から5年以上経過した今、このMODはゲームの世界観を置き去りにして膨大な発展を遂げています。
ある種これらによって「バカゲー」としても楽しむことができるようになっています。
このMODのうち、特に容姿を綺麗にするものはとても人気が高いです。
ネット上でオブリ関連のブログなんかを見ると、可愛くキャラメイクしたプレイヤーのSSをアップしているところがいっぱいあります。
ちなみにデフォルトのキャラクター。
これでもかなり肌を綺麗にするMODが入った状態なのですが、このおばちゃんを主人公にあの大地を駆けまわる気にはあまりなりません。
というわけでMODをいくつか搭載したうちのプレイヤー。
もっとすごい人はもっとド美人を作れたりするのですが、それでも上のおばちゃんとの差は歴然。
ちなみに装備品もすべてMOD、つまり個人が作成されたものです。
MODはインターネットを介して、製作者の方が公開されています。
洋ゲーなこともあって海外サイトまで行かないといけなかったりもしますが、きちんと気をつけていれば大丈夫じゃないかなあ。
NEXUSというこのシリーズ専用のアップローダーもあったりします。
大型のMODをDLするには無料の会員登録が必要になりますが、高校生レベルくらいの英語が読めれば大丈夫のはず。
ちなみに画像の人は
体型:HG EyeCandy Body
顔:Moduler Beautiful People 2ch-Edition
髪型:Apachii Wigs for Males and Females
装備品:Tonas Mods Store(専用の店がオープンし、そこで買えます)
剣:BLACK LUSTER WEAPONS AND ARMOR FOR EXNEMS BODY
という5つのMODで作成されています。
MODの導入は慣れるまでは結構大変なのですが、もう導入環境も解説してくれるサイトも円熟期となっており、英語に抵抗さえなければ簡単に辿り着けると思います。
他にも、およそ人の思いつくありとあらゆる遊び方をMODから手に入れることができます。
ソファーを召喚してポーズをとれたり
MOD:CTAddpose glock3
ドラゴンを召喚して空を飛んだり
MOD:Akatosh Mount
バイクに乗ったり。
MOD:Extreme Riding on HONDA NR500
いささかネタに寄りましたが、実用的なところでは動作を軽くするMODや、背景のテクスチャを綺麗にするMOD、ゲームのUIを見やすくしてくれるMODに戦闘モーションをかっこよくしてくれるMODなど、便利なものがたくさんあります。
オブリプレイヤーは皆「最初はバニラ(何のMDOも加えていない状態)で遊べ」と言いますが、キャラクター萌えの強い私としては、見た目を整える分くらいにはいいんじゃないかと思います。
バイクもドラゴンもバランスブレイカーみたいな要素はないし、暇なときしか出さないしね。
ちなみにドラゴンは敵を捕捉すると戦ってくれます。
ちょっと小さいですが、ドラゴンの目線の先に逃げ惑う盗賊が…。
倒した。
シロディール広すぎる…。
というわけでオブリビオンのお話でした。
いやー本作の1割も語れた気がしない。
楽しみ方を自分で見つけるゲームですが、もちろんメインのストーリーを追ってもいいんです。
異世界からの侵略者を倒してシロディールに平和をもたらす、という王道ストーリーがあなたを待っています。
まぁもう10日くらい放置して野山をかけまわっているんですが。